京都の木の家注文住宅のエビナ製材ブログ

京都府八幡市F様の平屋の木の家の建築工事経過

エビナ製材海老名です。お客さんのイメージするものを全力でカタチにするのが仕事です。

物価上昇が続き、金利も上がりつつある昨今、これまで主力のお客さんだった20代,30代のご夫婦の木の家を建てられなくなってきました。土地の値段が高くなり、住宅の建設資材価格も上がっているため、総額が上がりすぎて20代,30代のご夫婦では買えなくなっています。建てたくても建てられない。

そうなってくると新築・リノベーション問わず既に土地をお持ちの方、自己資金を持っておられる方や親御さんが亡くなられて相続で入ってきたお金をお持ちの方の家を建てるほうにシフトして行かざるを得ないようになってきました。上に挙げた方は40歳代以上の方が多いです。時代の変化ですね。

ということで今回の京都府八幡市F様の平屋の木の家も、高齢のご夫婦お二人のための平屋の木の家です。自分達が亡くなったら子どもに相続されることが前提です。

これまでに資料請求いただいた方を対象に、完全予約制で1月20日土曜・21日日曜に完成見学会を開催します。ありがたいことに残り1枠となりました。

京都府八幡市F様の平屋の木の家工事の流れ

2024年01月16日 ハウスクリーニング

ハウスクリーニングに入ってもらっていまして、内装の養生を全て剥がして掃除しています。

お客さんから預かっていたアンティークの建具や照明器具を取り付けています。

高さのあるシャンデリアがあると聞いていたので、その部分の天井を折り上げています。奥の部屋はトイレです。

アトリエの壁天井と建具はクロスの上から塗装して色を付けています。メーカーの指定通り2回塗りしましたが、まだ刷毛ムラが出るので再度塗り直します。

鳥をあしらった照明器具。鳥がかわいいです。

トイレの照明器具はエンゼルがあしらわれています。

2023年12月27日 足場撤去とキッチン取付完了

足場を撤去して外観がわかるようになりました。とてもかわいい仕上がりです。

キッチンの取付が完了しました。キッチンはウッドワンの製品です。

タイル貼りが完了して珪藻土塗り、クロス貼りが引き続き施工中です。

2023年12月16日 内装珪藻土塗り開始と外壁塗装完了

外壁の塗装が完了しました。

屋根も外壁もとてもかわいく仕上がりました。サッシのホワイトともよく合っていて良い雰囲気です。何度もお客さんと打ち合わせしてきた結果です。

内装は左官屋さんに入ってもらって珪藻土塗りの準備をしてもらっています。マスキングテープの貼り方や養生のしかた一つ一つで仕上がりが変わります。写真のような仕上がりでいきます。

1部屋このサンプルの色で仕上げます。出来上がりが楽しみです。

2023年12月09日 木工事完了

吹付断熱工事から2週間ちょいで大工さんの工事が完了しました。さすが早いし、図面や提案の通りに造作(ぞうさく)家具も出来ています。また、2次元の図面だとお客さんにも分かりづらいし、つくってくれる職人さんにも分かりづらいので、最近はスケッチアップというソフトをつかってパソコン上で立体をつくってそれを印刷して確認してもらってます。私、立体の把握とかパソコンの扱いが得意で好きなのです。では一つ一つ見ていきましょう。

造作洗面台のパースと実物

トイレ内カウンターのパースと実物
ここは床タイル貼り壁天井ケイソウ土で仕上げます。
便器先端で100mmの段差をつけています。これは脚の悪い人でも便器に座りやすくするため初めてやってみた設計です。

キッチン家電収納のパースと実物
可動棚としているので棚の高さを調整してゴミ箱を置けるようにも想定しています。

奥さんが趣味でビスクドールをつくっておられるので、作品を置く棚と作業場としてアトリエをつくりました。

いよいよここから壁天井を仕上げていきます。

2023年11月20,21,22日 アイシネン吹付断熱工事

現場発泡のウレタン断熱材のアイシネンを使っています。気密性が高く、吸湿性の低い断熱材です。外壁はニチハの大壁工法で、塗装する前の状態まで完了しています。

2023年10月30日屋根工事完了

この屋根材がかわいいので載せておきます。
多分web検索で引っかかりますね。
kmew カラーベストウロコ グラッサファジーレッド/GUB93G
という商品です。

2023年10月19日上棟

ここまでを1日でやり切る大工さん達。仕事が早いです。雨が降っても雨が入らないように屋根下地のルーフィングや壁下地の面材まで貼ってもらっています。

2023年10月17日土台据え

基礎パッキンを入れてヒノキの土台をのせて、構造用合板24mmを固定します。意図せず床下に大空間が出来ているので、木構造が湿気にやられずに済みます。建物外に立ったときの基礎の高さは2m程度あります。

2023年8月,9月 基礎工事

基礎工事は通常1ヶ月程度で完了するのですが、今回は私の見落としで工事に時間がかかりました。高低差が南と北で2mあり道路も同じように高低差が2mあったことで、通常の平坦な土地と錯覚してしまいました。写真にも出てきますが、北面の基礎高さは2m程度あるので、型枠合板の搬入やコンクリート打設のために足場が必要なほどでした。

現場を見ての感覚は、鉄筋コンクリート造のマンションかRC壁式構法の1階をつくっている感じでした。

2023年7月28,29日 地盤改良工事

今回の地盤改良工事は、造成地での崖地条例に対応するためのもので、隣地境界線からの安息角よりも高い角度で建物が建つ場合に、改良杭によって地盤が崩れたときでも建物が残るようにするための施工です。

専門用語が多すぎるので、なんのことかわからないですよね。。。
今回はソイルセメント工法ではなく、鋼管杭工法としています。

2023年5月16日 草刈り

京都市右京区S様の木の家リノベーション 工事経過

エビナ製材海老名宣行です。

2024年1月から開始した京都市右京区S様の木の家改築工事が完了しつつありますので、工事経過含めて書いていきます。

施主さんは50代女性1人で子育てが終わってからの改築となりました。
OB客さんから紹介いただいたお客さんで、OB客さんと仲が良いです。

建物は築40年経過した建売住宅で、雨漏りもしているがそれよりも1階の畳がブヨブヨになっていて床が抜けそうというのが最初の困りごとでした。築40年経過した家にお伺いすると、「床が抜けそう」というのを一番よくみます。使われているフローリングが芯材にベニヤを積層して接着剤で固めたものなのですが、芯材のベニヤの接着剤が経年と湿気などにやられてバラバラにはがれてくるとブヨブヨになって床が抜けそうになります。ベニヤの接着剤の劣化が最も大きな原因です。

コストと実際の使い勝手から考えて、主に1階の内装全体と構造金物や耐力壁による補強と屋根の補修と外壁の再塗装を施工しました。

2024年4月11日

キッチンや洗面台、システムバスの給排水の接続工事をしています。このあと養生をはがして掃除します。

床にLDKは杉フローリング15mm、トイレと洗面所はクッションフロア貼り、壁天井はクロス貼りとしています。

ブルーの壁は壁紙の上から塗れる「イマジンウォールペイント」を使用しています。

構造の補強と1階の天井高さを上げて広く感じられるようにするため、天井に梁をあらわしとしています。写真の中の黒いxは鉄でできたブレース(すじかい)と言われるもので、本来は壁の中に入れて隠すものですが仕上げとして見えるようにしています。

内装は施主さんの好みで数多くの色が使われていて、とてもカラフルに仕上がっています。

2024年3月6日

壁に断熱材を入れて、石膏ボード貼りがほぼ完了です。この上から壁紙を貼っていきます。床の杉フローリングはこれから貼っていくところです。写真左側にキッチンを据えるのですが、壁から壁の間の寸法が狭いので少しでも空間を広げるために柱と柱の間の壁厚を薄くしています。


トップへ