吹っ切れた
京都市木の家工務店の海老名宣行です。
これまでの京都エビナ製材の木の家施工事例写真集(google picasa)はこちら。
ショールーム打ち合わせ用のサンプルとして、杉の足場板やカリンやチークのフローリングにオスモカラーエキストラクリアを塗装してみました。
これがまためちゃめちゃキレイ!
木目が浮き出てきてツヤがあり、でも表面の木の肌触りはそのままです。
クリアだけでこれだけ美しくなるのなら、素材の良さを生かすために着色なんて必要ないのかも。
木だから経年変化で色に味が出てくるんだから。
やっぱり木の素材の良さを引き出すには着色しなくて良いと改めて気づきました。
今の「濃い色に着色してアンティーク感を出す」という流行りには僕は乗りません。
他と同じことはしない。
流行りにのらない。
心の底からつくりたい!と思えるものをつくる。
迷いがあったのかもしれませんね。
でも、吹っ切れました。
「2,30年経てば自然と古びた味わいのある仕上がりになるムク材という優れた素材を使っているのに、最初から人工的にユーズド感を出す必要は無い。」
ジーンズで言えば、「何年かはけば自然と体に馴染んで良い風合いに変わっていくデニムという優れた素材を使っているのに、最初から人工的にユーズド加工されたものを買う必要は無い。」
と言うとわかりやすいでしょうかね。
材木を扱う業種として、自分がこうあるべきと思う姿に戻ります。
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