2013年10月からの木の家工務店の方向性
京都市木の家工務店の海老名宣行です。
ワークショップ型イベントをやろう
現在、インターネットを利用して販売側が情報を掲載するという手法が既に一般的となりました。
反面、あまりに情報が多すぎるために、消費者はネットだけでは判断しきれなくなっています。
例えば消費者がなんらかの商品を買う場合、ネットの画像や寸法だけでは判断しきれず、結局どこかで販売されている現物を見たり触れたりすることで自分の感覚を得、販売員の話を聞くなどのリアルの情報を得た上で購入するようになりつつあります。
つまり、情報の多すぎるネットと、リアルの情報と、自分自身がどう感じたか、ということを総合して消費者はモノを買うようになっているのではないでしょうか。
そこでエビナ製材としては、既にネット上のエビナ製材についての情報は十分にあると判断し、今度はリアルに見て触れて相談出来る環境の整備を進めます。
例えば、実際に完成見学会で完成した家やショールームを見ていただいたり、現物サンプルに触れてもらうことやネットには載らない営業の生の話や個別の相談などが出来るように、気軽に足を運んでいただけるイベントを多数開催していきます。
あくまでイベントであり、その場の商売を目的として開くものではありません。
使っている木材や珪藻土や壁紙、空間のつくりかた、営業の人とナリ等々、見て触れて空間を体験していただいて記憶に残るようなものとしていきます。
イベントの内容は今のところ、「輸入壁紙貼り方教室」「珪藻土塗り方教室」「壁塗り方教室」「木工教室」を計画しています。
もちろん、住宅が完成したら予約制ですが完成内覧会も従来通り開催します。これらのイベントを通してお客様ご自身でDIY出来るようになっていただこうと考えています。ピカピカテカテカの新築でもリフォームでもなく、年月の経過と共に味の出る仕上がりにするには、プロの作り手とお客さんとで協力したほうがより良くなります。
2013年10月からは、ショールームや完成現場に来ていただいて、体験していただけるようなものを計画しています。
商売っ気なんぞナシでいきます。
商売っ気ナシは木の家づくりをはじめた頃から変わりありませんね。。。笑
イメージとしては雑誌「come home!」のような仕上がりを考えています。
きれいなものをつくりたいんじゃなくて、下手でも人の手が入った感のあるあたたかみのあるものをつくりたい。 だからお客さんのDIYに協力して家をつくっていくようなそういうもののつくりかたをしたい。
— 海老名宣行 (@kyotoebina) October 4, 2013