京都の木の家注文住宅のエビナ製材ブログ

2018/07/13 京都市西京区O様の木の家まとめ

京都で木の家注文住宅をつくる材木屋兼工務店、エビナ製材の海老名宣行です。

京都市西京区O様の木の家完成見学会予約受付開始しました。

twitter,instagram,FBページ も毎日更新していますので、よかったら見てください。

7月21(土)・28(土)・29(日)に京都市西京区O様の木の家にて、完成見学会を開催させていただけることになりました!

お申込みのご案内は、これまで弊社に資料請求いただいたお客さま限定で、メールにて7月11日pm9:00にお届けしました。
エビナ製材からこれまでメールが届いたことがない! というお客さまはご連絡ください。
 
7月の
21日土曜日am10:00-11:30,pm1:30-3:00
28日土曜日am10:00-11:30,pm1:30-3:00
29日日曜日am10:00-11:30,pm1:30-3:00
各回2家族まで

先着順です!!

さてそれでは京都市西京区O様の木の家のプランの段階から今現在までをざっと振り返ってみます。
これは、実際に完成見学会でやっていることとほぼ同じですので、逆に当日どうしようかと思いますが当日も同じことをやりたいと思います。

プラン作成から着工まで

まず最初にお客さんから資料請求いただいたのが、2017/09/26でした。
新たに土地を購入されて、既存建物を解体して、新築するという計画でした。
ご希望のプランをいただいて、こちらで作図して見積もりして、修正してという工程を繰り返します。

この期間がおよそ6ヶ月で、2018年3月頃までぼちぼちと繰り返していきました。
別の現場の工事が12月頃から4月頃まで続いていたこともあり、それが終わるのを待っていただいていたのもあります。

その期間中にまとまったことは、
1.(最初からのご希望)木造軸組とガラスを使って、仕切りの少ない開放的な住宅
2.無印良品の木の家のような内装
3.1階床〜2階床までの高さ(階高(かいだか)という)、2階床から軒桁(のきけた)までの高さを低く
4.倉庫のようにガランとした感じ
5.山が近く枯葉が樋に詰まるため、樋をナシにして、軒の出を出来るだけ伸ばす

無印良品の木の家は、規格型住宅であり、決まったプランの中から選択するというシステムです。このため、細かいところで変更が出来なかったり、京都市のように風致地区の条例に従うようにつくったり、うなぎの寝床のような細長い狭小住宅をつくるのは無印良品の木の家では対応不可のようです。また、無印良品の木の家で採用されているSE構法についても僕は良しと思っていないので、全て無垢材で軸組工法で作ります。

プランが固まったので作成した立体の模型がこちら

妻作の素晴らしい出来映えの模型です!!
妻作の素晴らしい出来映えの模型です!!
妻作の素晴らしい出来映えの模型です!!
ここは強調しておきます。

南面の1階掃き出し窓と2階の腰窓が5連あります。
風致地区内の建物ですので、京都市の風致保全課からの修正や変更を受けてこのような形状になっています。

基礎着工から上棟まで

エビナ製材の場合は、工事着工前に請負契約を締結しますので、今回は3月23日に契約しました。
それまでのプラン作成の間は、お金の支払いは発生していません。だからキャンセルしようと思えば自由にキャンセル出来てしまう状態です。それでも信用で成り立っているので、キャンセルはほぼありません。

基礎着工から上棟までは期間で言うと、4月から5月連休までの間です。
解体は既に完了していたので、地鎮祭をして、その後近隣挨拶回りをお客さんと一緒にしました。

挨拶まわりの中で、近隣のかたから、敷地に接している山の木を切れる分は今のうちに切っておいたほうが良いよとアドバイスいただきました。確かに木がもし倒れて来たら、確実に住人は死にます。

地盤改良をして、基礎を着工したのですが、一時基礎工事を止めて木の伐採をします。

土砂災害特別警戒区域に近いため、京都市の指導により、基礎の高さを、土砂崩れが起こっても多少なりとも擁壁代わりになるように通常より20cmほど高くしています。

大工工事

基礎が出来上がると、次は大工さんが現場に入ります。
期間で言うと、上棟が5月9日で、現場を離れたのが6月23日ですので、およそ50日ぐらいですね。
相変わらず仕事が早くて丁寧です。

その期間中に電気配線、ガス配管、水道配管を仕込み、アイシネン吹付断熱工事をしています。
アイシネン吹付断熱を使用すると、配線や配管が埋もれてしまって動かせなくなるので、上棟からアイシネン吹付断熱工事までの約3〜4週の間は非常に細かく時間をかけて現場でお客さんとも業者さんとも打合せをします。特に複雑だったのは電気配線で、間仕切り壁がかなり少ないので、どこの壁の中を通してどういう経路で目的地まで配線を持って行くかについては工事前に電気屋さんに来てもらってお客さんを交えて打ち合わせをしました。

アイシネン吹付断熱前の電気ガス水道配管

アイシネンを吹付断熱して、要らないところを削っているところ

ここからは石膏ボードを貼ったり、必要なところに合板を貼ってから石膏ボードを貼ったりしていきます。

だんだん家らしくなっていきます。

その後、階段を取り付けて、本棚を取り付けて、手摺格子やカウンターを取り付けるなど造作(ぞうさく)工事をしていきます。ここの段階でもお客さんからどう作るかどう作りたいかを聴き取りしていきます。

これで大工工事が完了。

同時期に外壁工事も完了。
外壁はケイミューのサイディングを使用。

土台大引 桧無垢材
柱 杉無垢材、桧無垢材
梁(はり)母屋(もや)棟木(むなぎ) 米松無垢材
サッシはリクシル
吹付断熱はアイシネンを床下、壁、屋根にすっぽり室内を覆うように使用

クロス工事、キッチン取付等

大工工事が終わると次は壁天井のクロス仕上げやキッチン取付等の仕上工事です。

今回は珪藻土はナシです。
キッチンはpanasonicラクシーナ
トイレはpanasonicアラウーノ
システムバスはpanasonicFZ
洗面化粧台はLIXILの陶器ボウルをカウンターに取り付けます。

あとは
外部足場の解体が完了
電気ガス水道の引込の完了
内装のハウスクリーニング
ウッドデッキや基礎を守るための犬走りを作ります。
そこまで出来れば工事完了です!


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