京都の木の家注文住宅のエビナ製材ブログ

中古マンション改修

中古マンションを買って改修する事例が増えています

京都市内の土地が非常に高値になっていることから、土地を買うのではなく中古マンションを購入されてキッチン、システムバス、洗面台、便器等を入れ替えて住むという事例が増えてきています。

京都市中京区Y様邸マンション改修

現場見学は随時行っておりますので、電話もしくはお問い合わせフォームから希望日時を2,3つほどお知らせいただければ、予定を調整いたします。

2025年3月27日 既存のドアや収納折れ戸の取っ手を交換

ドア自体が昔のままなのですが、古いドアの取っ手は真鍮を模してゴールドになっていることが多くまた年月が経過して塗装やメッキが剥がれていることが多いです。これを取り替えたいということで、取っ手サイズが合う商品を金物屋さんで探し回ってようやくブラックのものを見つけました。

マンションのドアというのはマンション1棟分特注になっていることが多く、またどこのメーカーがつくったものかもわからないため、今の取っ手に近い形状の商品を探してくるのはとても手間がかかります。

でもこういう細かいところが変わることでインテリアの印象がガラッと変わります。

2025年3月26日 こども室間仕切り壁と窓、ドアを取付

2人のお子さんのための間仕切り壁です。マンションの中では仕上げに滅多に使われることがない木材を使っています。壁に使っているのはシナランバーコアで、今のところ壁として使いながら、年月が経ったら取り外して元の部屋の状態に戻すことができるようにしています。ランマに窓を付けているのはエアコンが1台しか付けられないので冷気をもう一つの部屋に送るためです。

間仕切り壁は落書きしようが画鋲をいっぱい刺そうがなんとでも出来る壁です。

それぞれの部屋が狭いこともあり、ドア自体も極限まで幅を狭くしています。ここまで狭くしてベッドや机やイスは入るのかと思われると思いますが、バルコニーが繋がっているので大きなものを入れる場合はリビングからバルコニーに出て各個室に入れることが可能です。

2025年3月22日 キッチン取付

こちらはリクシルのシステムキッチンリシェルです。キッチン天板の壁に接する部分が一般的に35mm程立ち上がっていることが多いのですが、セラミックトップにしたことでそれがなくなりスタイリッシュに仕上がっています。余談ですが、立ち上がりのないキッチンは他ではミラタップ(旧サンワカンパニー)の商品があります。

2025年3月18日 キッチンと洗面のタイル施工完了 

キッチン、システムバス、洗面台を解体して壁を潰してスイッチコンセントの位置を変更して、ガス電気水道の再配管を済ませてキッチンの壁にタイルを貼ったところです。窯変(ようへん)タイプのキレイなタイルです。目地は汚れが目立たず拭き取りしやすいものを使って色はライトグレーです。

早いもので着工から2週間しないうちにシステムバスを新しいものに入れ替えました。

洗面台の壁にもキッチンと同じタイルを貼っています。完成パースは上の図のようになります。洗面カウンターとミラーの間を310mm空けてそこにタイル貼りをする計画です。

こども室の間仕切り壁です。あとで取り外せるようにできて、個室感が出せるようにしつつ、壁をなるべく薄く仕上げ、1台のエアコンの風が2室に行き渡るようにするという難しい問題の答えが写真のカタチです。計画段階でも壁を何で仕上げるか相当悩みました。

2025年3月3日 工事着工

工事2週間前までにマンション管理組合へ工事工程や図面や仕様を提出して許可が下りて近隣挨拶周りを済ませたうえで工事着工です。共用部分を汚したりキズつけたりしないようにきっちり養生もします。

2024年11月30日 現地下見と工事の計画

1998年新築なので築27年経過するマンションの1室を新たに購入されて、こちらのキッチン、洗面、システムバス、トイレの入れ替えと6.5帖の洋室をこども用にパーテションで2分割するという計画です。こちらのマンション購入以前から古家付きの土地を探されるのに同行していたのですが、マンションで良い物件が出たことから購入されました。

築27年が経過していると間取りの考え方が今と違って、キッチン・洗面脱衣室・トイレ等水回りの空間が狭く、かつ古くなっているのでこのあたりを入れ替えて今の感覚やお客さんの好みで変えていったほうが住みやすいです。上のパース図のようにキッチンは幅を広げて壁を取り払ってリビングまで突き出す形にしました。壁にはキッチンパネルではなく、好みのタイルを使いたいという希望で図のようになっています。

パース図の右のほうに部屋があるのですが、もともと1室だった部屋を間仕切り壁を立てて部屋を分割し、2人のこども用の部屋をつくることにしました。思春期ですのできっちり分けつつ、大きくなったら間仕切り壁を撤去できるようにしています。

上京区KO様邸マンション改修

こちらのお客さんももともと京都市内の土地を探されていましたが、あまりの値段の高さに土地購入を諦めて中古マンションを購入されて改修となった事例です。

施工した内容は、システムバスの入れ替え、洗濯機奥の壁に可動棚取付、神棚取付、寝室ドアの開き方向の変更、床にムクフローリングが貼ってあるのですが前のオーナーさんが化学系ワックスを使用されて妙にピカピカに光っていたためワックスを除去してミツロウワックスで仕上げました。

やろうと思っていたが出来なかったのは、内窓の設置でした。マンションの管理組合規約では窓部分(部屋側の窓枠部分も含む)は共用部分とみなされるため、入れ替えたり窓枠を取り替えたりすることが出来ず、内窓を付けるのであれば窓から10cm程度離したところであれば可能ということでした。しかしそれをすると部屋が狭くなるため、最終的には内窓の取付は諦めました。

洗濯機の奥の壁に、ネジをとめるための下地がないので背中に板を貼ってそこに可動棚を取り付けています。木造と違ってマンションは構造がコンクリートのことが多いのでネジをとめる下地がないことぁらこういった施工にしています。

神棚を壁に取り付けたところ。こちらも下地がないので先に木を取り付けてから金物を固定しています。

ドアの開き方向を変えるために戸当りやラッチの位置を変更しました。部屋にベッドを入れて内側にドアを開くと当たってしまうことから外開きに変更しました。無理矢理に施工しているのであまりキレイには出来ていないですが、お客さん納得のうえでの工事です。


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