京都の木の家注文住宅のエビナ製材ブログ

京都市左京区N様の木の家

京都市左京区N様の木の家完成動画をアップしました

こんにちは、エビナ製材 海老名宣行です。

冬が過ぎてもう桜が咲き始める時期になってきました。

さて、コロナウィルス感染拡大防止の観点からエビナ製材では意識的に完成見学会を開催しないようにしておりまして、代わりに動画を公開して完成した木の家を見ていただいています。もうそろそろ、完成見学会を開催しても良い頃合いかもしれないですね。

京都市左京区N様の木の家が2021年2月完成しました

今回完成したのは、京都市左京区N様の木の家です。

明るく風通しの良い平屋の木の家です。

「長年頑張ってきた自分自身のご褒美として木の家を建てたい」というのが大きな要望でした。

2019年9月にはじめてお会いして、2020年10月基礎着工→11,12,1月大工工事→2月仕上工事→2021年2月末に完成ということで、約1年間(途中空いたりもしましたが)プランと見積の作成をしてました。

完成して大変喜んでいただいているので、とても嬉しくてやり甲斐を感じます。

京都市左京区N様の木の家の主な仕様

建物の仕様としては、

主要構造
木造1階建てガルバリウム鋼板葺き
土台等床下の材料 国産の桧無垢材
柱 国産の杉無垢材
梁 一部赤松集成材、一部米松
内装の床・壁・天井 主に杉板とケイソウ土、一部クロスの上に塗装

構造には出来るだけ国産の杉や桧、集成材は使わず無垢材を使うようにしています。
シロアリや腐りに強い家になるように計画しています。

コストを落とそうと思えば、杉や桧よりも安い米栂の注入土台やホワイトウッドの構造用集成材の柱や梁を使えば良いのですが、これらはシロアリや腐りに非常に弱いので、材木屋さんとして自社で新築工事を請け負っている立場としてはそこは妥協出来ないし妥協してはいけないので国産の杉や桧で特に無垢材を使うようにしています。

現在の木造在来工法の一般的な施工法では、よほどのことがない限りシロアリには食べられないようなつくりになっていますが、安い構造材を使っている家で仮にひとたびシロアリや腐りに侵入されると一気に食べられてしまいます。

断熱材はアイシネン吹付断熱を使って屋根と壁と床下をスッポリと覆っています。通常は一般的に使われるグラスウールやロックウールを使っても仕様上同等の性能を満たすことになるのですが、アイシネンもロックウールも施工してみて現場で温度を体感したときに格段の差があります。夏の暑さが体感で全く違っていて、アイシネンを施工した現場のほうがはるかにひんやりしています。アイシネンは値段的にも高めの断熱材ですが、値段相応の性能がありますのでオススメです。

断熱材は、新築時に一度入れてしまうと20〜30年後にリフォームするときぐらいにしか入れ替えることがない製品なので、最初から性能の良いものを入れておいたほうが良いです。夏の冷房や冬の暖房を使っても長時間温度を保ってくれるので、電気代やガス代が安く済みますし、ヒートショックになることも少なくなるはずです。

屋根 ガルバリウム鋼板タテ平葺き
外壁 kmew窯業サイディング

京都市内で新築の注文住宅を建てるにあたっては景観条例や風致地区の規制がとても多いので、その規制に適合する外観の仕様と色にしないといけません。外観を真っ黒や濃紺といった色にしようと思っても、使っても問題ないエリアが限られてきます。

エビナ製材のその他の完成動画

他の完成動画です。

長岡京市M様の木の家が2020年12月完成しました

2020年10月完成 大津市K様の木の家改築工事が完了しました

京都市右京区T様の木の家 2020/06完成

構造が木造在来工法で断熱材にアイシネンで吹付している以外は、お客さんによってそれぞれ仕上がりが違っています。インダストリアルインテリアにこだわりたい人、収納にこだわりたい人、施主支給とDIYにこだわりたい人、無垢とケイソウ土にこだわりたい人、ログハウスっぽくしたい人、人それぞれです。

内装の仕上げについては、人それぞれに好みがありますが、基本的には柱や梁(はり)といった木の構造を露出したり杉やパインなどのフローリングを使ったウッディな仕上がりになることが多いです。

お客さんとエビナ製材で一緒につくる木の家

私自身あまり「デザインしました!どうですか!」みたいなのが好きではないこともありまして。。。シャープな仕上がりにすることももちろんありますが、木の良さを活かした素朴な雰囲気に仕上がることが多いですね。また、例えばBESSの木の家が好きとか無印良品の木の家が好きとか、だけど自由に間取りが変更できなかったり建てられなかったりでエビナ製材に来られるお客さんも少なくないです。

取材やアンケートの結果、エビナ製材に決められた決め手は私海老名宣行の人柄なのだそうです。未だになぜご依頼いただけているのか謎のままで、周りの親しい人達にとっても謎のようです。全然しゃべらないですし、ボソボソ話すから何言ってるかわからないですし。

普通の住宅建設会社であれば「私達の商品(または作品)はコレです!」という風にある程度決まったプランと仕様と見積を出しますが、エビナ製材の場合は「どうつくります?イメージあります?」という風にお客さんの要望を引き出してからそれをもとに話し合ってイチからプランと仕様と見積を出して打ち合わせを繰り返していきます。

お客さんもエビナ製材も現場の職人さん達も常に対等の立場で、ああでもないこうでもないと話合いながら、お客さんの理想の木の家を楽しくつくっていけるようにこれからも続けていきたいと考えています。

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