2018/09/21 間口4mの3階建て
京都でお客さんの木の暮らしをつくる材木屋兼工務店、エビナ製材の海老名宣行です。
間口4mの3階建て
「間口4mの3階建て」間口が4mと狭くて奥行きが15mぐらいの「ウナギの寝床」と言われる土地が京都にはたくさんあります。そういうときの外壁は外に足場を立てられないので、「内貼り」と言う家の中から外壁を貼りあげていく施工をします。 #エビナ製材おすすめ pic.twitter.com/6SkoNQUs7T
— エビナ製材 海老名宣行 (@kyotoebina) 2018年9月21日
こういう場合は隣地境界線から建物までの間が15cmぐらいしかないです。40年ぐらい前だと5cmも空きがないとかピッチピチに建てるのが当たり前のような時代もありました。隣地境界線について定めた民法第234条と第236条 前二条の規定と異なる慣習があるときはその慣習に従う。が該当します。隣地境界線から50cmずつ離して家が建つのであれば良いですが、仮に4mの土地であれば建物間口が2.8mぐらいの鉛筆のような縦に長い家が建ちます。構造的に怖い。ということで民法第236条の前二条の規定と異なる慣習に基づいて家を建てることになるわけです。
外壁を境界線から50cm離す?(民法234条と現実) – 住まいの殿堂
リスクとしては、防水シートを使ってはいますがなにせ家の内側からの施工になるため、目視できない部分があったりすることで雨漏りする可能性があります。京都地元のハウスメーカーの場合、内貼りする場合はその面に窓を設けないという決まりを設けていることもあります。これは雨漏りのリスクを出来るだけ減らすことが目的です。気持ちはわかります。
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つくるのは、素朴であたたかみのある優しく柔らかく落ち着いた木の家です。そこにお客さんの好みやイメージを持ってきてもらって、一緒に話合いながらオリジナルな注文住宅をつくっています。そういう風にすると一棟一棟お客さんによって違う木の家が出来上がります。新築でも増改築でもそこは変わりません。木材のプロである材木屋さんですので、プロの目で見て使うべき木材を適材適所で使い分けています。