京都の木の家注文住宅のエビナ製材ブログ

木の家づくり

ウッドショックとエビナ製材の対応について

どうもみなさんこんにちは、エビナ製材海老名宣行です。

結論として

長くなるのでまず結論としてウッドショックとエビナ製材の対応は、出来る限りお客さんに負担をかけないように努めることを第一に考えて、仕入れ先との長い信頼関係に基づいて早いうちから材料をおさえにかかって、なんとか建てていけるのではないかと思っています。

ウッドショックという現象

既にyahoo!ニュースにもたくさん記事が出ていますが、4月に入ってから急激に木材特に柱や梁が入手しづらくなっています。1970年代に起こった「オイルショック」ではなく「ウッドショック」という名前がついています。

1年で4倍に!木材高騰 「ウッドショック」日本にも

「所得が下がり、物価が上がる」コロナ日本経済が陥るスタグフレーションの恐怖

原因は上の記事の通り、コロナ以降世界的にお金が余って、密にならない住環境に変えていくため住宅建築の需要が増えてといったところと思われます。

エビナ製材の対応

エビナ製材は、現在も「工務店さんへの木材や建材の販売」と「エンドユーザーへの木造の注文住宅やリノベーション等の請負」を主な業務としています。柱や梁などの構造材から根太や垂木といった下地材まで、扱っているものがほとんど木材なので、価格が上がってウッドショックの影響を受けています。

それでも、なんとか工務店さんや自社の住宅建築は今のところ材料を供給出来ているので、今のところはしのいでいけそうな気がしています。こういった事態になると、既存の取引先を守るのと自社の施工現場の工事がスムーズに進むことを優先します。

ただ、今これから着工となる場合は現在の木材の供給状況から考えて、樹種や工事工程、請負代金の変更が出る可能性が高いため、下記のリンクにあるように請負契約時に合意書を追加してサインしていただいています。

【秋野弁護士緊急寄稿・第2弾】 ウッドショック~これから請負契約を締結する顧客との間で締結すべき合意書

いつになったら安定してくるのか、世界的な木造住宅需要の高まりがいつおさまるのか、日本の商社が買い負けしなくなるのはいつなのか、まだ全くわからない状態です。こういう風に書いてしまうと、不安を煽るだけになってしまうのではないかと考えて書かないほうが良いかなとも思いましたが、さすがに触れないわけにもいかない話題ですし、エビナ製材としてはどういう対応をしていくのかハッキリさせる必要がありましたので書くことにしました。

こういうときにこそ、今まで大切にしてきた問屋さんとのつながりがモノを言いますね。問屋さんでは、取引もなく今まで発注なんてしてこなかったところや安く買い叩くだけ叩いてきたようなところには売らず、長い付き合いのあるところに販売するようにしているそうです。長いお付き合いや信頼関係は商売においては財産です。


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