高さ制限をクリア!めいっぱい天井空間を活かした離れ家。 / 京都府・N様邸
家づくりに高さ制限があった、とうかがいました。
[ご主人]母屋より離れの屋根を高くすると、その家が衰退してしまうという昔の教えがあるんです。関係ないと思うけど、無視するわけにもいかなくて。うちの母屋は中2階と普通の2階建てより低いのに、それより1センチでもいいから下げて作らないといけなかったんです。
もともとその離れにお住まいに?
[ご主人]そうです。母屋に父、離れには僕ら3人で。離れは32年前に建てられた木造の平屋で、6畳2間しかなかった。最初はひとり暮らしで、結婚して夫婦で住み、娘が生まれて成長するにつれ、だんだん狭くなってきて。
[奥さま]不便さも感じていました。トイレが外にあって、お風呂は母屋に入りに行っていたんです。
陽射しが気持ちいいリビングにそろった、N様ご夫婦と娘さん。撮影中は母屋に避難していた愛犬のウィードくんもこの家の一員
冷蔵庫やウォーターサーバーといった家電の寸法を測り、作り付けの可動棚パントリー、背面カウンターをジャストサイズに。窓の上のオープン棚にはお弁当箱や水筒など毎日使うものを置いていて、取り出すのも仕舞うのも楽だそう
対面キッチンのシンクや調理台から、リビングダイニングやその先の和室まで見渡せる。寛ぐ家族と会話しながら調理も
1階は3方に窓があり「四方八方から風が流れる」と奥さま。フローリングは足触りのいい杉、壁は調湿効果のある珪藻土
笠松電機のペンダントライト。レトロな表情がリビングのワンポイントに
キッチンカウンター上には、フリル&乳白色の笠が可愛いライトを2つ
以前は飾る場所がなかったONE PIECEコレクションを作り付けの棚に
キッチンも2面に窓が。自然の光と風を室内に呼びこめる
背面カウンターの脚の位置は茶箪笥のサイズにあわせて調整
キッチンカウンターには、時々に娘さんの身長を刻んできた前宅の柱を再利用。これからも引き続き成長を記録できる
フラットな無垢材の床で、お掃除ロボットが大活躍
あえて塗装しない板壁を残した一角は、愛娘の幼い頃からの写真を飾ったギャラリー
「冬はこたつ派」の奥さまがリビング隣に和室を。寒い日はワンコもこたつに
娘さんは家ではいつも裸足だそう
建て替えの理由は?
[ご主人]昔は田んぼだったから湿気がひどくてカビが生えることも。古い家で壁の隙間から風が入ってくるし、消灯すると外の明かりが見えるし(笑)。いつかは建て替えをと思ってきて、実際動き出したのは娘が小学1年のとき。勉強机を置くスペースが無かったのが、一番の理由になりました。
愛娘のために一念発起されたんですね。スタートは情報収集?
[奥さま]モデルハウスを見学し、並行してインターネットでも工務店探しを。モデルハウスは仕様が立派すぎて、建ててもらおうと思わなかった。ネットでは「自然素材」「家」などの検索ワードを入れ、出てきた工務店さんのホームページをいっぱい見ました。
[ご主人]田舎で育っているし、昔づくりの木の家に住んでいたからね。ふたりとも自然な感じがする木の家がいいなと。
エビナ製材のホームページもご覧に?
[奥さま]見やすかったですよ。事例がたくさん載っていて、建ててゆく過程もよく分かって。しかもその事例の中に、見覚えのあるお家と友だちの顔が(笑)。ママ友のお宅だったんです、子どもが幼稚園の頃の。無垢のフローリングが良いなと思っていたし、友人が建てた安心感もあって、エビナ製材が候補第1位になりました。
見知っていると身近に感じますよね。それで資料請求された?
[奥さま]資料請求より先に一度面談してくださいとエビナ製材のショールームへ。他社には行ってないです。
[ご主人]はじめ海老名さんは無口で大丈夫かなと心配になったんですけど(笑)、僕らの話をよく聞いてくれ、うちの高さ制限についても真剣に考えてくれて。その場でもう「お願いします」と依頼しました。
即決だったんですか! 迷いはなかったですか?
[ご主人]大手の業者さんは先にいろいろ決まっていて変えようがないけど、海老名さんにこうしてほしいと言うと、また考えますと検討してくれる。それが一番だったので。
[奥さま]昔の家って工務店さんにお願いするのが多いじゃないですか。特に大手にこだわりがなかったし、海老名さんは印象が良くて話しやすいし、安心感もありましたから。